外でのレジャーを楽しみたい夏ですが、そんな楽しい時期に限って蜂も活動的になります。
もし蜂に遭遇した場合、「慌てず、ゆっくりその場を離れる」ことがとても大事です。
この記事では、万が一蜂に刺されてしまった場合の痛みや腫れ、アナフィラキシーショックについて説明し、対処法について具体的に解説します。
刺された直後の対処
蜂に刺された場合、迅速かつ適切な対応が重要です。アウトドア、レジャーに出かける際には、事前の知識として知っておくと良いでしょう。
身を低くして、その場からゆっくり離れる
興奮した蜂がさらに襲ってくる可能性がありますので、できる限り離れた場所へ移動しましょう。
刺された部位から毒針を取り除く
まず、刺された部位を確認して、毒針が残っていないか確認しましょう。ミツバチに刺された場合、毒針が皮膚に残ることが多いです。迅速に取り除きましょう。
毒針は指やピンセット等で引き抜くと毒袋が破れてさらに毒が体内に入ってしまうことがあります。カードや爪等の平らなもので皮膚表面をこすり毒針を押し出します。
刺された部位から毒を絞り出して水で洗い流す
刺された部位を爪や指でつまみ、毒を絞り出しましょう。蜂の毒は水に溶けるので、流水で直ちに洗い流して下さい。
※毒を口で吸い出すことは絶対にやめましょう!蜂の毒で口の中が痺れてしまう危険性があります。
冷やす
刺された部位を氷や冷却パックで冷やしましょう。冷やすことで腫れを軽減させることができます。
直接当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオル等で包んで冷やしましょう。
市販の塗り薬を塗る(抗ヒスタミン薬、ステロイド含有のもの)
痛みや腫れを軽減するために、抗ヒスタミン薬(裏側を見てジフェンヒドラミンなどが配合されている)やステロイド(デキサメタゾンなど)の塗り薬を塗りましょう。
市販されている塗り薬でいいので、すぐに塗布しましょう。薬を塗った後に、さらに冷やすことで痛みや腫れを軽減することができます。
刺された後の経過観察
刺された直後の対処が終わったら、体調の変化に注意しましょう。アナフィラキシーショックの兆候が現れた場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。※緊急の場合は迷わず救急車を呼びましょう。
アナフィラキシーショックの兆候
- 喉の締めつけ感があり、呼吸困難になる
- 顔や口の周りが腫れる
- 全身にかゆみや発疹が現れる
- めまいや意識が混濁する
- 胸の痛みや圧迫感
- 吐き気がしたり嘔吐する
特に2回目に刺された場合には、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性が格段に上がるため、一刻も早い処置が必要です。
アナフィラキシーショックほど重篤でなくても、痛みや腫れがある場合は、そのままにせず医療機関を受診したおいたほうが良いでしょう。
蜂にさされないために、駆除業者の利用を検討しよう
蜂に刺されないためにも、蜂の巣駆除は必須です。でも業者に依頼したら高そう…自分で駆除したほうが安く済ませられるのではないか?と考える方も多いでしょう。
では、自分で駆除する場合と、蜂駆除業者に依頼する場合についてそれぞれ解説していきます。
自分で駆除する場合
自分で駆除する場合、駆除できる蜂の巣のサイズは15cmまでです。
蜂の巣が15cmを超えると、大量の蜂が巣の中にいるため、命の危険にさらされます。絶対に自分で駆除してはいけません!
自分で安全に駆除する場合は、防護服を着て、長靴、手袋、マスク、ゴーグルなどの準備が必要です。防護服は数千円から数万円しますが、あまりに安いものだと防護服の厚さが薄く、防護服の上からでも蜂にさされてしまう危険性があります。
蜂駆除用の殺虫剤も1,000円以上するので、自分で駆除するとなると、準備だけで数万円かかり、自分がさされてしまう危険性があります。
もし駆除に失敗した場合、蜂を刺激し、攻撃性があがり、ご自身だけでなく家族やご近所にも被害が及ぶ可能性があります。
このようなリスクを考えて、自分で駆除するかを検討しましょう。
蜂駆除業者に依頼する場合
確実に蜂を駆除するなら、専門家に依頼するのが安全で確実です。
蜂駆除業者に依頼するメリットを3つご紹介します。
とにかく安全
蜂駆除は専門知識と経験が必要となる、非常に危険な作業です。
素人の場合、蜂を無駄に刺激してかえって刺されるリスクが上がってしまうことが多いです。
蜂駆除業者に依頼をすれば、経験豊富な業者が的確に蜂駆除を行い、自分自身だけでなくご家族の安全も確保することができます。
また、間違った方法で自分で駆除し、刺されてしまった場合、アナフィラキシーショックを起こし命の危険を起こすこともあり、治療費もかかってきます。そういった点からも、蜂駆除業者に依頼するメリットは大きいでしょう。
戻り蜂対策が可能
自分で頑張って蜂の巣駆除できた!と思っても、「戻り蜂」といって、巣の外にいた蜂が戻ってきて、再び巣を作ることがあります。同じ場所に巣を作られてしまうと、再び危険を犯して蜂駆除をしなければいけません。
蜂駆除業者は、駆除とともに戻り蜂対策も確実に行ってくれます。
自分で戻り蜂対策をすることも可能ですが、夕方以降に行わなければいけなかったり、忌避剤、トラップなど別の費用と労力がかかります。
戻りバチ対策に関しても、プロに依頼するメリットは大きいです。
費用対効果が大きい
自分で駆除する場合は、防護服等の準備で数万円、蜂駆除作業に自分の時間も使うことになります。
さらに、駆除の途中に蜂に刺されアナフィラキシーショックを起こして、救急車を呼ぶようなことになれば、医療費もかかります。
蜂駆除は時間と労力が必要な作業です。そして命の危険も伴います。
こういったことを全て考慮すると、蜂駆除業者に依頼することは非常に費用対効果が大きいです。
まとめ
今回は蜂に刺された場合の対処方法について解説しました。
今回の記事で覚えておいて欲しい点は以下の3つです。
- 蜂に刺されたらすぐに毒を絞り出して、流水で冷やし、市販の塗り薬を塗る
- 腫れ、痛み以外の症状、特にアナフィラキシーショックの兆候が出た場合、すみやかに医療機関を受診する
- 蜂に刺されないために、蜂駆除業者に依頼することも検討しよう
繰り返しになりますが、蜂駆除をしたことがない初心者が蜂の巣駆除をすることはリスクが伴います。
命の危険、労力、蜂駆除するための道具を準備する費用…全てを踏まえると、蜂駆除業者に依頼することのほうが費用対効果も高く、非常にメリットが大きいです。
もしご自宅で蜂の巣が見つかった場合や、やたらと蜂を見かけるようになった際には、お気軽に「蜂駆除愛知」にご相談ください!
ご相談、お見積り無料です。
蜂駆除愛知 代表:掛水(090-9773-3029)