そろそろ本格的な夏が始まりますね!
暑い夏はバーベキューやキャンプなど、アウトドアが楽しい季節です。
外に出る機会が多くなるこの季節、実は危険なハチの活動が最も活発になる季節なのです。
蜂は自然界において重要な役割を果たしていますが、人々の生活に害を及ぼすこともあります。庭や家の周りに巣を作ったり、巣作りの時期は攻撃性が増し人を襲うこともあるので、身近に危険を感じることもあるでしょう。
危ないハチってどんなハチ?見分け方はあるの?もし出会ってしまった場合はどうしたら良いの?
家庭で出会う可能性がある危険なハチを3種類お伝えします。
これを読めば、危険な蜂の種類が分かるようになります。
もし出会ってしまった時に落ち着いて対応出来るよう詳しくお伝えしますので、是非最後までお読みください。
特に危険!オオスズメバチの危険な理由と特徴
日本に生息している蜂の種類は約4000種類です。注意が必要な毒を持つ蜂は、約20種類です。
その中でもスズメバチは特に危険な蜂と言われています。その理由は「狩りをする蜂」だからです。
オオスズメバチの特徴
オオスズメバチは世界最大の蜂で、働き蜂が体長2.7〜4cm、女王蜂が体長4〜5cmです。鮮やかなオレンジ色と黒の縞模様が特徴で、非常に強力な顎と毒針を持っています。
大きな顎で噛みつくため、噛みつかれればひとたまりもありません!攻撃性が強いので、他の蜂も攻撃します。
オオスズメバチの生態
オオスズメバチは肉食性で、他の昆虫や小動物を捕食します。社会的昆虫で、女王蜂と働き蜂が巣を守り、女王蜂が単独で巣作りをします。
主に土の中に巣を作り、山林では木の中や木の根元に巣を作るため、都心部での家庭での遭遇率は低めです。
オオスズメバチの危険性
オオスズメバチは非常に攻撃的で、巣を刺激すると群れを成して攻撃します。
ミツバチも、巣や自分を守るために人を刺しますが、ミツバチの場合は一度刺すと針がお腹部分ごと外れ、ミツバチ自身は死んでしまいます。(命がけですね💧)
ところがオオスズメバチの針は再使用可能で何度も刺すことができます。刺された場合、非常に強い痛みと腫れ、そして命に関わるアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こす可能性があります。
都心部での遭遇率は低めですが、山林が近くにあるような家庭では遭遇する可能性があります。
キャンプ場や山登りのときは、遭遇する確率が高い蜂ですので注意しましょう。
見たことある!アシナガバチの危険性と特徴
刺されると危険な蜂として次にご紹介するのがアシナガバチです。
この蜂は都心部に適応している蜂のため、都会でも遭遇することがあります。もし遭遇した場合、刺される可能性もありますので油断は出来ません。
アシナガバチの特徴
アシナガバチはその名前の通り、細長い体と長い脚が特徴です。働き蜂が体長1.5〜2cm、女王蜂が体長2〜2.5cmで、黄色と黒の縞模様を持ちます。
巣は紙のような素材で、円盤状に作られ、軒下や木の枝などに吊るされます。
アシナガバチの生態
アシナガバチは沖縄を除く日本全国に生息している蜂で、女王蜂と働き蜂が協力して巣を維持する社会的昆虫です。
主に花の蜜や他の昆虫を食べます。
春に女王蜂が巣を作り始め、夏にかけて巣が拡大します。巣が大きい時期になると攻撃性が強くなってきます。
家の軒下や目立たない場所に巣を作ることが多いので発見されにくいですし、駆除してもまた同じ場所に巣を作ることがあります。
アシナガバチの危険性
アシナガバチの種類はオオスズメバチと比べると攻撃性はまだ低いですが、巣を刺激すると刺してきます。
彼らの針も再使用可能で、何度も刺すことが出来ます。刺された場合痛みと腫れを引き起こし、アレルギー反応を起こすこともあります。
人が巣に近づいたとき、ハネを振動させて威嚇する特徴がありますので、ブーンという音が聞こえたら、慌てずゆっくりその場から離れましょう。
ちなみにアシナガバチの中にも種類があり、特に刺されると危険な毒性を持つのがキアシナガバチです。
名前を知らない人も多い?キイロスズメバチ
スズメバチというとオオスズメバチを想像しますが、スズメバチの中にも種類があり、家庭で刺される危険性が高いのがキイロスズメバチです。
オオスズメバチが天敵のため、オオスズメバチが少ない都心部に増えてきています。
キイロスズメバチの特徴
キイロスズメバチは働き蜂が体長1.7〜2.4cm、女王蜂が体長2.5〜3.5cmで、名前の通り黄色と黒の鮮やかな縞模様が特徴で、黒い模様が小さく体全体が黄色っぽく見えるため他のスズメバチと区別しやすいです。
北海道では黄色い部分が少ない亜種もいます。
巣は紙のような素材で作られ、木の枝、建物の軒下、屋根裏、地中など様々な場所に作られます。巣は球状や楕円形で、多層構造になっています。
キイロスズメバチの生態
キイロスズメバチは肉食性で、他の昆虫、特にハエやアブなどを捕食します。また、果物の果汁や人間の食べ物にも興味を示すため、都心部では甘い蜜の代わりにジュースの空き缶に入っているということもあります。
女王蜂、働き蜂、雄蜂の三つの階級があります。冬眠から目覚めた女王蜂は一人で巣を作り卵を産みますが、孵化した働き蜂が成長すると、巣の維持と拡張、餌の収集を担当します。
夏から秋にかけて巣が大きくなり、繁殖期には新しい女王蜂と雄蜂が生まれます。これらの新しい女王蜂は巣を離れて交尾し、冬を越して翌年に新しい巣を作ります。
日本の蜂の中では巣を作って幼虫を育てる数が最大と言われています。
キイロスズメバチの危険性
キイロスズメバチも非常に攻撃的で危険です。巣を刺激すると集団で攻撃し、何度も刺すことができます。
強力な毒針を持っているため、刺されると非常に強い痛みを感じ大きく腫れます。複数回刺されたり、毒に対するアレルギー反応を持つ人は、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。
軒先に巣を作っているのはキイロスズメバチであることが多いため、スズメバチの中でも最も刺される被害が多いのがキイロスズメバチです。
危ないハチは分かったけど、もし出会ってしまった場合はどうしたらいいの?
いちばん大事なのは、「慌てず、騒がず、その場をゆっくりと離れること」です。下記で詳しく解説します!
刺されないために出来ること
刺されると危険な蜂を3種類紹介しましたが、刺されないための方法を知っておくこともとても大事です。
刺されないためのご自身で出来る3つの方法をお伝えします。とても大事なことなので、ご家族で情報を共有しておくことも必要です。
①巣に近づかない
当たり前ではありますが、巣に近づかないことが重要!です。
特に子どもは危険性を知らず、興味本位で近づいてしまうこともあるでしょう。巣に近づけば蜂が襲ってくるかもしれないということをしっかり伝えておくことが大事です。
巣を見たら、絶対に近づかないようにしましょう。
自宅で巣を見つけた場合、ご自身で駆除したくなるかもしれませんが、もし巣が小さい場合でも危険が伴いますので、プロに相談するのが安全です。
②服装に注意!
蜂は黒い色に強く反応します。
自宅で巣を見つけた場合は、近くを蜂が飛び回っていますので黒い服を着ないようにしましょう。
またアウトドアに出かける際も蜂に遭遇する可能性がありますので、黒い服は避けましょう。
③ゆっくり離れる
蜂は素早い動きに反応します。
近くでブーンという羽音を聞くと怖くなり、反射的に走って逃げたくなります。
もし走って逃げた場合、蜂を刺激してかえって刺される危険性が高くなります。スズメバチは巣を守るために、外敵を30メートルも追いかけてきます!
もし蜂に遭遇しても、焦らずゆっくりとその場を離れましょう。
まとめ:危険な蜂は都市も田舎も関係なく近くにいることを意識しよう!
今回は家庭でも出会う可能性があり、刺されると危険性が高い蜂を3種類紹介しました。
今回の記事のポイントは下記の3つです。
- オオスズメバチは土や木の中に巣を作り、家庭での遭遇率は低いが、刺されて噛まれると大変!
- アシナガバチは家庭で刺される危険性が最も高い蜂だが、羽音で威嚇するので逃げやすい
- キイロスズメバチは都心部にも生息しており、スズメバチの中では刺される確率が高い
そして、危険な蜂に遭遇してしまったら、下記の3つを注意事項を思い出してください。
- 巣に近づかない
- 黒い服は避ける
- ゆっくり離れる
危険な蜂について理解できましたか?
はい!危険な蜂を見かけても慌てず対応できそうです!
蜂のことで困った際にはご自身で駆除せずプロにお任せくださいね。
もしご自宅で蜂の巣が見つかった場合や、やたらと蜂を見かけるようになった際には、お気軽に「蜂駆除愛知」にご相談ください!
ご相談、お見積り無料です。
蜂駆除愛知 代表:掛水(090-9773-3029)